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「世界の名著リバイバル!」で取り扱う作品の範囲についてご説明します(この定義づけは、2006年4月14日段階の発想であり、今後取り扱い範囲が拡大したり、狭まったりするかもしれません。範囲変更の度にこのページを改訂しますので、ご理解ください)。
世界の名著と言っても、19世紀以前の作品ばかりを扱うわけではありません。現代作品においても、既に古典と呼ぶ価値があると考えうるものは、普及を促すため、すすんでご紹介していくつもりです。フランスの現代思想は、よい意味でも悪い意味でも既に古典でしょうし、ポストコロニアリズムの作品の一部も、最早古典的価値を有しているでしょう。
ジャンル区分については、とりあえずおおまかに、哲学、文学、芸術の3つをあげておきます。文学も芸術の一部ではないかという反論が聞こえてきそうですが、作成者である私が、文学について無用な知識を大量に抱えこんでいるため、芸術とは別に特設化しました。
哲学ではギリシア・ローマ哲学、近代哲学、現代思想、ポストコロニアリズムの哲学を解説する予定です。その他にシュタイナー、グルジェフ、クリシュナムルティら、20世紀の裏思想潮流とも言うべき神秘主義哲学、古代から連綿と続く異端のグノーシス、ヘルメス主義、また正統なキリスト教神学についても、おって取り上げたいのですが、宗教哲学関連分野は、今後作成するかもしれない別サイト「世界宗教クロニクル」の方で取り上げることにします。
文学では近代文学からポストモダン、ポストコロニアル文学までを解説する予定です。世界文学の古典を中心に取り上げますが、日本の古典、近代文学作品もおってご紹介する予定です。文学作品について、文学史的にとりまとめた類似サイトは多数あります。当サイトでも必須の名作は網羅したいところですが、あくまで現代に通じる意義があると筆者が独断で認めた作品をえりわけて取り上げますので、文学史上決定的に重要な作品が漏れる可能性もあります。扱う範囲の広さよりも深さの発展を目指して作業をすすめていきますので、ご了承ください。
芸術では、音楽、映画、美術の古典を教養としてご紹介する予定です。このカテゴリーが最も多岐に渡る作品を取り扱うことになるでしょう。音楽においてはクラシック音楽、すなわち近代ヨーロッパの民俗音楽を中心に取り上げる予定です。ジャズ、前衛的で独創的なポップスについても言及しますが、ロックミュージックについては、別サイト「爆発パンク!オルタナティブ・ロック!」にて取り上げていきま。芸術分野では、哲学、文学同様、世界認識の向上に叶うものを取り上げていきます。
個々の作品をばらばらに解説するのでなく、作品の後代への影響関係、作品が社会に与えた影響など、歴史的、関係学的に作品を紹介できれば幸いと思っています。
このサイトで取り上げる世界の名著が皆様の成長発展の糧となることを切に願っています。
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